カテゴリ:牧師室から2017



2018/03/25
 小島誠志牧師の書かれた『愛に根ざして生きる――聖句断想2』(教文館、2004)を時々拾い読みしている。なるほどと感心したり、教えられたりすることが多い。小島牧師は、「断想」としたのは、釈義とか注釈ではなく聖句に喚起された短い随想という意味を込めた、と「あとがき」に書かれている。簡潔でやさしい文章である。いくつか紹介したい。...
2018/03/18
「ただいま!」と言って帰るところがある人は幸いだ。どんなに傷ついていても、どれほど疲れていても、そこに帰れば待っていてくれる人がいて、何の心配もなくくつろげるところ。どんなに長い間道に踏み迷い、どれほど放浪を重ねたとしても、そこに帰りさえすれば何も言わずに迎え入れてくれる人がいて、重荷を全部下ろせるところ。...
2018/03/11
先日、新聞広告で湯川久子著『ほどよく距離を置きなさい』(サンマーク出版)という広告が目に入った。いやでも目に入る大々的な広告だった。評判で売れてるんだろうな、と思いながら見ていると、「弁護士 湯川久子」とある。ひょっとして「あの湯川さん」。さらに見ていると「九州第一号女性弁護士」とある。間違いなく「あの湯川さんだ」。...
2018/03/04
あなたの隣人を愛しなさい」とか、「求めなさい。そうすれば与えられる」とか、そういう聖書の言葉を聞くと、聖書もいいことを言ってるな、キリスト教も悪くはないなと思うけれども、イエスが復活したとか、奇跡を行ったとか聞かされると、「ちょっとねー」と受け入れられない気分になる。...
2018/02/25
今日は受難節(レント)第2主日礼拝である。今年の受難節は2月14日(水)からで、この日は「灰の水曜日」(中世のカトリック教会で、この日に主の受難を覚えて、頭に灰をかぶったことから名付けられた)と呼ばれ、この日から主の十字架の苦しみを覚える受難節に入る。...
2018/02/18
 私は以前の教師時代、そして今の牧師という仕事柄、相談を受けることが多いのだが、いつもこちらが悩んでしまう。情報提供して、当事者が自ら道を選び前へ進んでいってくれればいいのだが、そういうケースは少ない。話を聞いてあげるだけで済む時もまれにあるが、それは本人がすでに答えを持っていて、ただ誰かに確認してもらいたいだけだったりする。...
2018/02/11
 先日の「サロン虹」でMさんから「ボケない小唄」「ボケます小唄」を教わった。歌詞カードには作者不詳とあり、「お座敷小唄」の節で歌いましょうとあった。早速みんなで合唱。それにしてもよく考えるものだ。紹介しよう。...
2018/02/04
大学の時、いつも八木重吉の詩集を持ち歩いていた同級生がいた。八木重吉の名前は知っていたが詩は読んだことがなかった。しかし、彼の影響で読み始め、その詩のすばらしさに感動したことを覚えている。その後、全詩集も買って愛読した。...
2018/01/28
 先週の臨時(執事選挙)総会で、5名の執事が再選されました。選んでおしまいではなく、これからが本番です。執事の働きは教会の要です。その大切な執事の働きについて理解を深め、祈り支えていきましょう。  『執事/役員と牧師の協働』(日本バプテスト連盟宣教部...
2018/01/21
 朝日新聞(1月14日)の「加藤登紀子のひらり一言」に「力を抜くことに、力を入れましょう‼」とあった。思わず膝を打った。言いえて妙。力を抜くのに力を入れる。矛盾したことだが加藤登紀子は次のように言っている。「冗談言ってるんじゃないのよ、これ整体の先生のセリフ。そう、力抜くことさえ出来れば、全部うまくいくのよ。それで体幹も鍛えられる!」。...

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