朝食後の食器洗いは私の役割となって久しいが、今度、味噌汁づくりに挑戦することにした。味噌汁ぐらい作れると思ったが、ここは謙虚に連れ合いに一から教えてもらうことにした。ボケ防止いや脳トレの一環である。ところが始めてみて、その大変さが分かってきた。
まず水の分量。二日分のだしをいっぺんにとるため、200㏄カップ何杯と教わる。鍋に入れた水を目分量で覚える。毎回カップを使わないために。次に昆布を3切れ入れると教わる。少し時間を置けという。前の晩からでもいいという。そして中火で煮立てる。その間ふたをするな、沸騰する前に火を止めろと厳命。となるとコンロから離れられない。その間何をするかといえば、茶わんやお椀、箸などをテーブルに準備する。だしを取った昆布を取り出して、捨てるの?と聞くと、後日、味つけして食べると言う。食べられるものは工夫して食べる。少しも無駄にしない精神、立派。
次に小袋に入っただしの素パックを入れる。これは重宝だ。袋の裏に4分間沸騰させる、と書いてあったのでそのようにする。時計を見て何分までと頭に入れておく。4分たったら箸で絞って取り出す。これで二日分のだし取りは終わり、半分を別の容器に入れて翌日まで保存。しかし、この方式が難敵。なぜなら朝起きて、今日はだしを取るのか、昨日のだしを使うのか覚えてないことが多い。そこで、いちいち冷蔵庫の中を確認。結構面倒くさい。だしがあるのに、また二日分のだしを作ってしまったこともたびたび。
だし取りの間に具の準備。定番は豆腐にワカメ、それに葉物またはイモ類か油揚げ。包丁さばきはまあまあ上手いほう。たまに私の好きなアサリの味噌汁。食べたいときに私が勝手にスーパーで買ってくる。連れ合いは絶対に買わないので。このときはだしはいらない。アサリを煮立てて、みそを入れるだけ。これも教わった。今後は具の種類を増やすことが課題。それには、具の取り合わせも考えなくてはいけない。
ということで、なんだかんだやりながら、結構頭と手を使っていることを実感した。味噌汁づくりは脳トレに最適だ。