2・11集会感想

神奈川バプテスト連合の「信教の自由を守る日2・11集会」が相模中央教会で開催され、80名の参加があった。講師は比企敦子氏(日本キリスト教協議会教育部総主事)、テーマは「マイノリティの心の自由」。以下はA姉(80代)の感想文。

 すばらしい「2・11集会」を企画していただいてありがとうございました。神奈川バプテスト連合に社会委員会ができて、連合の皆さまと共に、しかも私たちの相模中央教会で、この集会に参加させていただいたことを心から感謝しています。ありがとうございました。

 何年か前に近いところでこのような集会がなかったので、2月11日、探しに探し、たしか久里浜の方の教団の教会まで行ったことを思い出します。

 今回の講演はとても内容が濃かったと思います。日頃から、「日本はこれからどこに行くの?」といたたまれない気持ちにかられる私ですが、特に教育の分野でここまで締め付けが来ているのか……と、かつて模範的な少国民の一人だった私は、背筋に寒いものを感じます。

 さて、どうするのか。最初に今日の演題をお聞きした時、私は思いました。「確かに私は、いったん教会の仲間を離れて人々の中に入ると、つくづく自分が『マイノリティ(少数派)』であることを思い知らされる。でも、主にあって、ここにしか立てない、この自由は誰にも奪われない。そして弱い私は誰かと、一人でも多くの人と連帯したい!」。

 比企先生の講演の最後にあったように、たとえ異なる価値観、異なる立場にあっても、「武器をとらない」「良心の自由を守る」などの点で一致できれば連帯して、声を大きくしていくことが大切だと改めて確認しました。昨年5月3日の日比谷での「平和憲法を守る集会」後のパレードで、そのことを実感し、とても勇気づけられたことでした。

 あと一つ、今日のお話で、自ら「マイノリティ」と自覚しながら、気づかぬうちに、ある人々に対して「マジョリティ(多数派)」となっていないかという大切な視点に目を開かれ、自戒いたしました。ありがとうございます。