時には自己チェックを

毎日忙しく過ごしていると、自分の心(精神)や身体が変調をきたしているのに気づかないことがある。生活態度や人づきあい、行動様式も同様で、なんとなくおかしくなっているのに気づかない。親しい人(家族や友人など)が、「あなた、最近、変よ」とか「おかしいよ」と言ってくれればよいのだが、必ずしもいつも言ってくれるわけではない。だから、時には自己チェックして、自己修正することは有益だろう。

 自己チェックするためには適当なチェック項目が必要。私も使っているチェック項目を紹介しよう。それは、米国建国の三大偉人の一人として尊敬されているフランクリンが自己修養のために、自ら課した徳目表である。さあ、自己チェックしてみよう。

一、節制:心身がにぶくなるまで食べるな。酔うまで飲むな。
一、沈黙:自他にとって無益なことは語るな。むだ口をつつしめ。
一、規律:すべての物は場所を定めておき、すべての仕事は時間を決めてなすようにせよ。
一、決断:なすべきことをなそうと決心せよ。いったん決心したことは必ず実行せよ。
一、倹約:自他にとって無益なことに金銭を使うな。
一、勤勉:時間を空費するな。常に有益なことを行い、すべて無用のことはするな。
一、誠実:偽りによって他人に害を与えるな。邪気を去って公正に考え、語り、行え。
一、公正:有害なことをして人を傷つけるな。義務を怠って人を傷つけるな。
一、中庸:何事も極端にわたることを避けよ。害を受けたときも激怒するな。
一、清潔:身体や衣服や住居の不潔はがまんするな。
一、平静:避けることができないことが起こったとき、心の平静を失わないようにせよ。
一、謙遜:イエスとソクラテスを見習え。

 どうでしたか?参考になったでしょうか。もちろん、毎日曜日に礼拝に来て、御言葉によって、また信仰の友らとの愛の交わりを通して、自己修正すること、リフレッシュすることはなによりの自己チェックでしょう。新しくされて一週間を始めましょう。